和牛を世界へ 上州和牛デモンストレーション
投稿日:2018年11月03日(土)
ロンドンから北へ2時間程のバーミンガムにて、和牛カッティングデモンストレーションを実施しました。
開催場所は、バーミンガム中華街にある日本食レストラン“天一/TENICHI”。日本食レストランと言えど、シェフもスタッフも全て中国人。お客さまも中国の方が多いお店です。
今回はA5ランクの上州和牛のリブロース/Chuck eye rollを使いました。
今までは、リブロースを主にステーキ用にのみ使用していたそうなので、今回は、寿司/又は焼肉用、スライスしてすき焼き用、ステーキ用、の3つの使い方を紹介しました。
まずは、下図の青で囲んだ部分、リブキャップを外します。
リブキャップは炙り和牛寿司にして、試食していただきました。今までリブキャップの使い道に悩んでいたそうですが、今後はこの肉寿司か焼肉として使ってくれるそうです。
リブキャップを外すとこんな感じになります。間に脂が噛んでいるのでステーキ等の厚切りではなく、薄くスライスしてすき焼き用に。
スライサーがないので、平切り包丁で頑張って薄切りしました(^^;)
日本の精肉店で一般的に使用しているスライサーは、ヨーロッパの安全基準に満たないので、イギリスには無いのです~~。
すき焼きの甘いお醤油の味に喜ぶ方が多く、レシピを教えてほしい、と何人にも言われました(^^)
サーロインに近づくと、ロース芯が大きくなるので、こちらはステーキ用にカット。
このステーキも鉄板で焼いて試食に。ロース芯の上にあるスジは取り除く又はスジ切りします。
試食は、あっという間になくなり、大盛況でした(^^)
中国人の料理長さんは英語を話せませんでしたが、中国語が話せる台湾人のシャロン(隣の女の子)のおかげで意志疎通が図れました。シェフも他の中国人スタッフも皆フレンドリーで親切で、楽しくデモンストレーションを行うことができました!ありがとうございました。
ちなみに。
天一/TENICHIにて、お昼ご飯をご馳走になったのですが、私はラーメンを注文。エビの天ぷらが入った豪華な一杯。スープは豚骨に見えますが、豚骨ではない、なにかの出汁の味です。
こちらは店員さんお勧めの”おでんうどん“!おでんラーメンもあります。ちなみに、おでんうどんのスープはラーメンと同じでした!!(^^;)
たこ焼きは、揚げてあるので、”揚げたこ焼き“かな。
かつ丼は日本の物に近くて、とても美味しかったです(^^)
——————————————
肉屋の娘ブログ
全国食肉学校
なぜ肉屋がおもしろいか
ウェディングビーフ?肉屋の結婚式
和牛を世界へ
和牛の美味しさをイギリスへ
上州和牛デモンストレーション
ロンドンJapan祭 全農ブースにて和牛販売
ロンドンHyperJapan 全農ブースにて和牛販売
ヨーロッパ最大級の食の展示会 SIAL in Paris 2018
日英の肉比較
牛肉 サーロイン編
牛肉 リブロース編
リブロースの売り方について考える
牛肉 ヒレ編
牛肉 モモ ランイチ編(ランプ/イチボ)
牛肉 モモ ウチモモ編
牛肉 ハラミ編
牛肉 タン編
豚肉 ヒレ編
豚肉 ロース編
豚肉 バラ編
豚肉 カタロース編
豚肉 カタ(ウデ)編
豚肉 モモ編
鶏肉の部位編
鶏肉の部位の勘違い Chicken DrumsticksとWing