日英の肉比較 牛肉 ハラミ・サガリ編


今回は牛肉 ハラミ・サガリ編です。日本では、焼肉屋でよく見かけますが、精肉店やスーパーではあまり売られていません。一方ロンドンでは、精肉店でもスーパーでも販売されており、手に入りやすい食材です(^^)

豚ハラミについてはこちらへ

日英の肉比較 牛肉 ハラミ・サガリ編

ハラミ・サガリの部位の説明

ハラミとサガリは、横隔膜のことです。
サガリも含めて、ハラミと呼ぶこともあります。

牛一頭でハラミは2本、サガリは1本。余計な脂やスジを取り除くと、2kg程しかありません。
 こちらは松阪牛のハラミ。ハラミとは思えないほど、ばっちり霜降りが入っています(^^)味が濃くて、柔らかくてとっても美味しいです!!

英語ではOutside Skirt/Bavette、Hanging Tender/onglet

ハラミは、形がスカートに似ているので、英語ではOutside Skirt(アウトサイド スカート)といいます。
イギリスでは、フランス語のBavette(バベット)と表記されることが多いです。

サガリは、英語でHanging Tender(ハンギング テンダー)又はHanger(ハンガー)
サガリ=下がり→ぶら下がる=Hang(ハング)。Tender(テンダー)は柔らかいという意味です。

ときどき行く近所のフランス系精肉店では、ハラミはBavette(バベット)、サガリはフランス語のonglet(オングレ)と書いてあります。

日英でのハラミ・サガリの販売の違い

イギリスでは、スーパーでも精肉店でも、このようなブロックの状態でよく販売されています。
下の写真はスーパーのもの。

ホールフーズの精肉売り場でも、ハラミ(bavette)を発見。

一頭買いの西島畜産ではハラミもサガリも取り扱っているのですが、焼肉店に卸販売しているため、自身の小売店舗であるミートプラザニシジマのショーケースに並ぶことは、ほとんどありません。。。(・_・;)

年に数回だけ。。。こちらは松阪牛のハラミと店長。ハラミ好きの私としては、もっとお店に並べたいのですが。

ハラミ・サガリの調理

ロンドンのスーパーでハラミ(bavette steak)を購入してみました(^^)
1kgあたり13.99ポンドと書いてあるので、100gあたり200円程です。安いですね!!
品物も、和牛のハラミとは大違いで、真っ赤。

スジが付いたままなので、取り除きます。安いので仕方ないですね~(^^;)
肉の目に対して垂直に包丁を入れ、焼きやすいように薄めにカットしました。

タレ味(上)と塩味(下)の二つ。
和牛よりも、歯ごたえがあるので、スジ引きなどの下処理は必須です。臭みもあるので、タレの方が◎でした!
味が濃いという点では、和牛と同じかな~。

ノース・エンド・ロード・マーケット/North end road marketにある精肉店で購入したハラミ(bavette steak)。

1kgあたり8.99ポンドで、100gあたり150円程。スーパーより安いです。

スーパーのハラミより、ヌメり感や臭みが少ないので鮮度も〇。
ただし、肉屋で買っても、スジが残っているのでトリミングします。

右利きの場合ですが、左手でお肉を抑えながら、包丁を引いてカットすると切りやすいです。お刺身と同じ要領です。

濃い味付け向きと前回学んだので、醤油/みりん/酒/佐藤/にんにく/生姜で一晩味付けをしてから頂きました。
漬け込んだ方が味が染みて柔らかくなり、美味しいです◎

日本では焼肉メニューとして大人気のハラミ・サガリですが、引き合いが多いため、なかなか小売店では販売できません。
イギリスでもハラミは人気がありますが、日本よりは需要が少ないからか、イギリスでは比較的簡単に手に入ります。
ですが、和牛と比べると、やはり質はかなり違います(^^;)
ただし、イギリスのハラミも柔らかくて美味しいので、私は好きです♪

また、全農のヨーロッパのお客様より度々“和牛のハラミがないのか?”と問い合わせを受けますが、ハラミ/サガリは内臓肉に分類され、EU圏内に輸入することができません(2019年現在)。

もし、和牛ハラミ/サガリがEU圏に輸入することができるようになっても、国内消費が多いのでなかなか輸出は難しいと思います。

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