昭和七年創業 東京・中野 新井薬師前駅近く 一頭買いの精肉商

日英の肉比較 牛肉 モモ ランイチ編(ランプ/イチボ)

投稿日:2018年04月30日(月)

今回はランイチ編です。
“ランイチ”と言っても、ぱっとしない方が多いと思ったので、ランプ/イチボと但し書きを付けました。詳しくは下記に書きます!

赤身肉なのに柔らかいランプステーキは、あっさり派に人気のある部位です。私もヒレの次に好きな部位です(^^)

日英の肉比較 牛肉 ランイチ編(ランプ/イチボ)

ランイチの部位の説明

少し複雑なので、順を追って説明します。

下の写真は、牛肉の半丸(背割りした状態)の左部位です。上が後ろ足/お尻の方で、下が前足/首です。この水色に囲んだ部分を、日本語ではモモ、英語では、形が丸いからラウンド(round)といいます。

図解だとこんな感じ。モモは、ランイチ(ラムイチ)・シンタマ(マル)・ソトモモ(ソトヒラ)・ウチモモ(ウチヒラ)・トモスネの4つに分かれます。()の中の名称は、関西での呼称です。

ランイチは、ランプとイチボに分かれます。

下の写真は、ランイチをランプとイチボに切り分けず、ステーキ用にカットしているところ。霜降りが多い方がイチボです。ちなみにこちらのお肉はカットしたばかりなので、お肉がまだ黒っぽい赤色をしています。空気に触れると明るい赤色になります。切りたてのお肉の色は、真っ赤ではないんです!

西島畜産では、ランプステーキと、ランプ+イチボ付きのランプステーキを販売しています。ランプとイチボ両方楽しめるのはいいですよね(^^)一枚約200g~250gでグラム売りです。大きめ、小さめのご希望があればお気軽にスタッフにお声がけください。もちろん、ブロック厚切り薄切りのご要望も承ります!

ランプとイチボですと、イチボの方が単価の高い部位なので、イチボ付きの方がお得ですよ♪
下の写真は、研修に行かせてもらった京都のミートショップヒロさんのランプステーキ。100g程にカットして枚数売りしていました。

毎月一回のステーキの日に、イチボステーキも販売しています。

ランプとイチボの話をしましたが、ランプはさらに小割りすることができます。

ランイチ(ラムイチ)ランプランプ(ラン)ランプ本体
ランボソ(ラムシン)
ネクタイ(わらじ、ぞうり)
らんかぶり
小肉(いちぼの耳)
イチボ

ランプ本体。ランプステーキや焼肉用(赤身)として販売されます。

ランボソ(ラムシン)
“モモのヒレ”と呼ばれ、柔らかいが味は淡白。焼肉屋さんでこの部位を見かけることもあります。

ネクタイ(わらじ、ぞうり)。形がネクタイですよね(^^)柔らかくて美味しいので、焼肉屋さんでよく見かけます。

らんかぶり。挽肉か、柔らかい部分は焼肉用(赤身)になります。

イチボ。霜降りが美しく入る部位。ステーキや焼肉用に。人気の部位です。

肉屋の娘ブログ紹介

大学卒業後、肉屋とは無関係の自動車メーカーに4年間勤務しました。尊敬する上司や仲の良い同期など、職場環境に恵まれた楽しい会社員生活を送っていたのですが、肉屋に目覚め(?)、お肉屋さんの専門学校「全国食肉学校」へ入学。

全国食肉学校総合養成科第49期生

ローストビーフに入刀した肉屋の結婚式

卒業後、西島畜産に入社。JA全農インターナショナル欧州のロンドンオフィスに勤め、和牛を世界に広める仕事に携わりました。

和牛を世界へ