日英の肉比較 豚肉 カタロース編
投稿日:2017年10月31日(火)
今回は豚カタロース編です。
以前は“中肉”と呼ばれ、その名の通り昔は普通レベル扱いのお肉でしたが、程よい脂と味の濃さから人気が高まり、元々カタロースは取れる量の少ない部位なので、昔より市場価格が値上がりしました。
日英の肉比較 豚肉 カタロース編 Shoulder (ショルダー)
英語でカタロース・カタ(ウデ)はShoulder(ショルダー)で、肩という意味です。
まずは、いつも通り、カタロースの部位について簡単にご説明させてください(^^)
脱骨前の左右両方のカタです。この”カタ”は、脱骨小割後に、カタロースとカタ(又はウデとも言います)に分かれます。
脱骨後、上にあるのがカタロース、残りがカタ(ウデ)です。
こちらがカタロースですが、左側はロースに続くので柔らかい部位、右側はネックに続くのでスジっぽくて歯ごたえがあります。
同じカタロースでも、場所によって全く肉質が異なります。
西島畜産はもちろん多くの精肉店では、この肉質の違いを分かっていますが、スーパーなどの量販店では機械で切っているのか素人が切っているのか知りませんが、そのスジいっぱいのかたいところも売るか?ってのがパッケージされているのを見つけます。。。
ロンドンでは、shoulder steaks(ショルダーステーキ)といってソテーにちょうどよい厚切りで販売しているのを見つけました。
西島畜産では、カタローススライスが精肉商品として並んでいます。
豚味噌漬けや自家製焼豚もカタロースを使用しています。
よって、西島畜産は慢性的なカタロース不足なのですが、焼豚はどうしても味が濃くて脂がちょうどよい(お客さまのお好みで選べる)カタロースじゃないと・・・という強い思いがあり、長年贅沢にもカタロースを使い続けております。。。
店頭に並んではいませんが、カタロースブロック肉や厚切りカットも、ご希望のサイズでお承りします(^^)b
イベント時にカタロースしゃぶしゃぶ用もあります。
カタロースのしゃぶしゃぶは、個人的にとても好きなのですが、なんせカタロースが足りないので、店長の販売許可が下りず、イベント時のみの販売です(T_T)
以上カタロース編でした!