ロンドンのミシュラン二つ星　女性シェフのレストラン　コア・バイ・クレア・スミス/CORE by Clare Smyth

投稿日：2019年03月27日(水)

世界の最優秀女性シェフ賞を受賞したクレア・スミス/Clare Smythのレストラン、コア・バイ・クレア・スミス/CORE by Clare Smythへ。ミシュラン二つ星です。

場所はノッティングヒル(東京で言う代官山のような場所)の住宅街の一角。
あまり目立たない所にあります。

ゆったりと落ち着いた雰囲気の店内。
ディナーのお客さまは1回転のみのようで、予約が取りにくいです。
例えば8時からの予約席はそれまでずっと空席となっています。贅沢。

ガラス張りの広いオープンキッチンには、最優秀女性シェフ賞を受賞したクレア・スミスさんの姿が。
ちょうどキッチンが見える席だったのですが、スミスさんが絶えず指示を出していらっしゃいました。

お花の色使い、ナチュラルテイストのテーブル。
テーブルクロスがなく、皮張りの白テーブルが素敵です。

メニューはコースが３種類
・Core Classics 7品￡115＝約1.7万円
・Core Seasons 7品￡135=約2万円
・前菜/メイン/デザートの3品のコース　￡85＝約1.3万円

今回は、Core ClassicsとCore Seasonsを一つずつ注文しました。

1品目が出てくる前に、可愛らしい前菜が。
しかも全部驚くほど美味しい！

盛り付け方がとても繊細で、お花が可愛いです。

一品目の貝殻に入ったスコットランド・マル島産のホタテのタルタル。
ホタテの食感と海藻の出汁が効いたお味がマッチしていて◎
これもまたお花が敷かれていて可愛い！

一品目コルチェスター(イギリス南東部)産のカニ。
トリュフとセロリ、リンゴのソースの上にカニが載っています。
海藻にペイントしたデコレーションも素敵です。

二品目イクラが載ったポテト
バターのソースとの組み合わせが◎

二品目パリパリの皮に隠れているのはエルサレムアーティチョーク(菊芋)。

三品目エイ/Skate
エイ/Skateはあまり食べたことがなかったのですが、柔らかくて◎

三品目キャビアの載ったブリル/Brill(ヒラメに似ている魚)
フワフワで美味しかったです。

四品目”ラム・キャロット/Lamb Carrot“と書いてあったので、ラムが出てくると思いきや、小ぶりな人参が出てきてびっくり。
こちらは、ラムと煮込んだ出汁がたっぷり詰まった人参です。
こんなに美味しい人参を初めて食べました～

四品目 ラングスティーヌ=ヨーロッパアカザエビ/langoustine(写真右側)と子牛の膵臓(写真左側)。
この二つの食材を一皿で出すという発想・・・！

五品目鴨肉と赤ブドウ

五品目 鹿肉ロッシーニ風
右側、赤身ですが柔らかい鹿肉の上にトリュフ、その上に大きなフォアグラ。

左側は、セロリとトリュフのミルフィーユ！！
素晴らしい香り～

既にお腹いっぱい。
次はデザートです。

六品目リンゴのムース

ムースの中にまたリンゴが！

六品目イギリスの伝統的なケーキ、キャロットケーキ。
人参の主張具合がちょうど良いお味。

デザートまだ来るの！と驚いている図。

七品目メレンゲの白い器の中に、レモンバーベナ/Lemon verbenaというレモンの香りがするハーブのシャーベットが入っています。
赤いのはピンクグレープフルーツです。

七品目チョコレートのケーキ。
お皿の中にもフワフワの羽が沢山入っています。
美味しいのに、お腹いっぱいなのが勿体ない！

最後にミニ菓子が出てきて、これで終了です。
女性シェフだからか、デザートが多い笑
こんなにデザートが充実しているフルコースは初めてです。

手前のチョコレート、中から温かいトロトロのチョコレートが出てきます。
とんでもなく美味しかったです。

メニューに書かれた7品+前菜+最後のミニ菓子の計9品で、ボリュームがありました。

全ての料理が感動する美味しさ・・・！”イギリスの食事は不味い”なんて、そんなことありません！

イギリス産食材へのこだわり、美しい細かい盛り付け、味の組み合わせ方、ウェイターさんのサーブの仕方、全てにおいて素晴らしいレストランでした！

味が薄い事が多いイギリスですが、ちょうど良い味付け、そして素材の組み合わせ方や香りが◎でした。

コア・バイ・クレア・スミス/CORE by Clare Smyth は、3カ月先まで予約が埋まっており、なかなか予約を取ることが出来なかったのですが、偶然にも主人の誕生日にキャンセルが出て、豪華な誕生日となりました(＾＾)

——————————

イギリス/ロンドンのおすすめレストラン

ロンドン肉レストラン

イギリスの美味しいレストラン

全国食肉学校総合養成科第49期生