昭和七年創業 東京・中野 新井薬師前駅近く 一頭買いの精肉商

ロンドンの肉市場 スミスフィールドマーケット/Smithfield Market

投稿日:2018年08月08日(水)

ロンドンで新鮮で美味しいお肉が安く手に入るのは、スミスフィールドマーケット/Smithfield Market
日本の築地市場のようにロンドンの中心部、ビジネス街の真ん中に位置しているのですが、なかなか行くことが難しいのがその営業時間

営業時間は夜中の2時~朝の7時まで。(°o°)!!平日のみの営業。

しかも、6時半には8割のお店が閉まるので、6時前には行きたいところ。この日は、日本からロンドンに戻った際の時差ボケをうまく利用して行ってきました!笑

スミスフィールドマーケットに到着!久しぶりの朝焼けを拝みむことができました。

なんでこんなに早朝に営業/閉店するのー!とイギリス人に尋ねたら、「肉屋やレストランの人は、店が始まる前に毎日新鮮な肉を買いに行きたいから」だそう。たしかに。

ん??日本は・・・?

日本では、農家→卸売市場→卸売業者(問屋)(→卸売業者(問屋))が配達して、精肉店や飲食店に肉が届きます。真空包装するし、冷蔵庫も昔より良い物になっているし、冷蔵トラックで配達するし、まぁこれで間に合っているわけですが、確かに鮮度は落ちます。

ちなみに、西島畜産は、農家→卸売市場→西島畜産(卸売)→ミートプラザニシジマ(小売)なので新鮮美味しいお肉なのです!!(と宣伝してみる!)

そしてそして、衝撃だったのが・・・
スミスフィールドマーケットの出入口では、道路に豚肉のブロックが積まれている・・・。普通に車が通る公道。ただいまの気温20度。しかも、ちょっと肉がビニールからはみ出ている・・・。そして、周りに誰も居ない・・・。肉放置。。。動物が寄らないか、虫が入らないか・・・。

日本と比べて保管状態が圧倒的に悪いので、早朝に営業する必要があるのかもしれません(・・;)

気を取り直して、スミスフィールドマーケットの中へ。古い建物の作りが素敵です。
この通路の左右にマーケットがあります。

通路を挟んで、70店舗ほどのお肉屋さんが軒を連ねています。
この写真を撮ったのが6時半頃のため、シャッターが閉まりつつありますが、早い時間帯はもっと賑わっています。

9割以上がブロック肉です。こちらは牛肉。kg単位で販売しています。

鶏肉はバラでも買えそうに見えますが、数本、という注文はできません。キロ単位です。

これらのお肉屋さんの後ろには、豚の脱骨作業場があります。

カートに豚のブロック肉が無造作に積まれていました・・・。たしかに便利かもしれませんが・・・。

ここから先、豚の頭が出てきます。苦手な方はご遠慮くださいm(_ _)m

驚いたのは、豚肉の頭が付いたまま吊らされていたこと。
日本だと屠畜時に頭を取るので、頭付きで作業所に来ることがないのですが、イギリスは、豚の皮を剥がさないため、この状態があり得るんです。

その頭も売っています。イギリス人は食べる習慣が無いので、中国人向けですかね。

私は、スミスフィールドマーケットに行くと必ず、街中ではなかなか売っていない牛タンを購入します。
前にもブログに書きましたが、これもブロックのみの販売なので、自分で皮むきをします。

この日は、舌の色が部分的に黒いもの(この方が美味しいんです)があってラッキー!!

牛タンの皮むき。皮の剥き方はこちらへ

ちなみにこの日は、ご近所さんとバーベキューだったためタン以外にも、ラムやキューブロール(=牛肉のカタロース芯)を購入。

焼肉用に自分でカットして、持参しました(^^)
マーケットで買って、ブロックから切った甲斐があり、みんな美味しいと喜んでくれました♪

以上、ロンドンの肉マーケット、スミスフィールドでした。

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