日英肉比較 イギリス産牛肉で作るローストビーフ まとめ
投稿日:2020年06月23日(火)
ミートプラザニシジマでは、イベント限定品も含めると、黒毛和牛サーロイン、ランプ、イチボ、ウチモモ、ソトモモ、ヒレ(高級部位を使うという一般的ではない試み)を使って、ローストビーフを販売しています。
今回は、イギリス産牛肉で作ったローストビーフをまとめます。
トップサイド/Topside = ウチモモのローストビーフ
赤身肉ですが柔らかい肉質のウチモモ。繊細なお肉のため変色が早いのが難点。
イギリスでは、ローストビーフ用のお肉というと、ウチモモが多く、日本でもローストビーフ用としてよく使われる部位です。
良い点
・比較的安価
・脂が間に噛んでいないので、ヘルシー派には〇
悪い点
・パサパサになりやすく、淡白な同じ。
→(対策)焼き始めにやや強火で全ての面を焼き、肉汁を閉じ込める。
ウチモモのローストビーフ詳細は下記リンク先へ。
リブアイ/Ribeye = リブロースのローストビーフ
日本ではリブロースというと、すき焼きやしゃぶしゃぶといったスライス肉がメインですが、イギリスではスライス肉の文化がないため、ステーキやローストビーフ用として販売されています。
良い点
・肉質が柔らかく、ジューシー
・脂が間に噛むので、脂好きにはたまらない
悪い点
・他の部位よりも価格が高い
・肉の判が大きいので、調理後に肉の繊維に直角にカットするのが難しい
→(対策)半分にカットすると、切り易くなる&火が通り易くなるので時短になる〇
・脂が間に噛むので、嫌いな方には不向き
→(対策)調理の際になるべく脂を落とす。出た脂と肉汁で野菜を焼いたり、美味しいソースが作れるのはメリット。
リブロースのローストビーフの詳細については、下記リンク先へ。
オイスター・ブレード/Oyster Blade = みすじのローストビーフ
みすじは、日本では焼肉の上カルビとしてよく使われる部位ですが、イギリスではブロック肉で販売されていることが多いです。逆言えば、日本で和牛みすじのローストビーフを見かけないのは、みすじは上カルビとして肉屋のみならず焼肉屋でも人気の部位のため、です。
イギリスでは、真ん中のスジはトリミングされず、そのままで販売されているので要注意。
良い点
・味が濃くて美味しい
・比較的安価(日本では高級部位なのに)
悪い点
・イギリスでは、みすじの硬い方も区別なく売られているので、間違えると、硬いお肉に。霜降りが入っている方を選んでください。
みすじのローストビーフ詳細は下記リンク先へ。
ブリスケット/Brisket = ブリスケのローストビーフ
肉質が硬い部位ですが、チャレンジしてみました。
良い点
・安価
悪い点
・歯応えのある肉質のため、煮込む、低温調理、薄くスライスする、といった工夫がないと硬くて噛み切れない。
ブリスケのローストビーフ詳細は下記リンク先へ。
ナックル/Knuckle = シンタマのローストビーフ
シンタマは、モモの部位のひとつですが、英語では、ナックル/Knuckle, シック・フランク/Thick Flank、トップ・ランプ/Top Rumpといろいろな呼び方があります。
良い点
・安価
悪い点
・ブリスケほどは歯応えはありませんが、赤身肉のため、火を入れ過ぎないこと、または薄くスライスした方が〇
シンタマのローストビーフ詳細は下記リンク先へ。
本記事は、他の部位で調理次第、追記していきたいと思います。