ロンドンで薄切り肉を買うならウィレットブッチャー/Willetts Butchers


以前薄切り肉が売っていないにも書きましたが、イギリスはじめ欧州では薄切り肉は一般的なスーパーや精肉店には販売していません

下の画像のような、日本の精肉店や卸センターで一般的に使われているスライサー(=肉をスライスする機械)は、欧州には滅多にありません(私は見たことありません)。
理由は、EU/EC認証を得たスライサーが必要だから。
2019年に、ワタナベフーマックよりEU/EC認証を得たスライサーが発売されましたが、やはりかなり高額。お値段は倍ほど。

(下の写真が日本で使用する精肉を切るスライサー)

欧州でスライサーといえば、ハムを切る小型スライサー。
西島畜産でも、ハムや焼豚をカットするためにこのハムスライサーを使っています。

又は、韓国系や中華系のビッグスライサー
入る肉の大きさも、立ち位置や使い方も、日本のスライサーとは全く違います。
詳細はロンドンの精肉工場にてスライス肉作りへ。

そして、ここ最近、イギリスの精肉店、ウィレットブッチャー/Willetts Butchersでは、日本人向けに薄切り肉のネット販売をはじめて人気を集めています。

小さなスライサーでどうやって精肉をスライスするのかというと、予めスライサーにも入るようなサイズにカットしたブロック肉を、冷凍又は半冷凍して薄切りにしているわけです。冷凍すれば、精肉技術がなくても簡単に綺麗にスライスできます。

西島畜産では、ハムや焼豚などのそのまま口にする商品と精肉とでは、衛生面に配慮して別のスライサーを使っているのですが、ウィレットブッチャーがそこまで考慮してくれているかは分かりません(^^;)

注文の仕方は簡単。ウィレットブッチャー/Willetts Butchersのホームページより、エクセルの注文票をダウンロードして、メールを送るだけ。ただし、配達住所によりますが、最低購入金額が100ポンド(=約15,000円)且つ一種類500g~なので、お友達と数人で合わせて発注した方が良いと思います。

買って良かったものは、豚生姜焼き用のお肉。左がリブロースで右がバラです。

生姜焼きにはちょうど良い厚さ。切り口をみても、冷凍して切りました感たっぷりですが、特に問題なし。

牛肉の焼肉用もあります。リブロース(=Rib eye)ですが、真っ赤!

牛リブロース(=Rib eye)のすき焼き用。厚さは丁度良いのですが、肉の並べ方が上手ではないです。詰め詰めなので、お肉が潰れて、ドリップが多くなってしまいます。

うちもも(=Top side)=ドリップが出やすい部位+冷凍するとドリップが出る+吸水シートをひいていないの3重苦でドリップが大変なことに。日本だったらクレームもの。それから、赤身のお肉をこんなに重ねると変色します。

久々に冷しゃぶをしたいな~という事とで、しゃぶしゃぶ用各種を購入。SSはしゃぶしゃぶの略のようです。

シートに包まれていないので、取り出すときに形が崩れる+肉同士がくっついてしまいます。

脂の付き具合はちょうど良いのですが、肉の並べ方がいまひとつ。
重ねすぎているので、余計に肉同士がくっついて取りにくいです。

豚バラのしゃぶしゃぶ用が一番おいしいかな、と思いきや、肉が固いのでいまひとつ。豚ロース(Loin)と豚肩ロース(Rib)の方が断然美味しかったです。

牛しゃぶの味は〇!

大失敗だったのが、ラムのしゃぶしゃぶ。やっぱり臭すぎて、しゃぶしゃぶには向かないなと思いました。

ラムのしゃぶしゃぶ用は、したたる程ドリップが・・・。もはやドリップ漬け。

と、書き出したら文句ばかりになってしまって申し訳ないのですが、リピートするなら、生姜焼き用の豚リブロース又はバラ。それから、しゃぶしゃぶ用の豚ロース又はカタロースかなと思います。
焼肉用やしゃぶしゃぶ用の牛肉も美味しかったですが、モモ(上記で言うとTopside)などの赤身肉にするとドリップがひどいので、肩ロースがおすすめです。

“ウィレットブッチャー/Willetts Butchersのホームページには、”Japanese sliced meat”と書いてありますが、和牛ではないのでご注意を。日本式にカットした薄切り肉、という意味です。