牛肉部位 かたさんかく(肩三角)とは
投稿日:2021年09月02日(木)
焼肉店で希少部位としてメニューに記載されているのを見掛けることが多くなった牛肉の部位”かたさんかく(肩三角)”について🐃
かたさんかく(肩三角)とは
カタ(ウデ)部位に属し、三角形の形をしている部位なので、“かたさんかく(肩三角)”や“さんかく”と呼ばれます。関西地方では”クリ(栗)”と呼ばれることも🌰
赤身の部位ですが、A5・A4ランクの黒毛和牛となると、程よく美しい霜降りが入ります。
ミートプラザニシジマでは、”肉の日”や”焼肉祭”といったイベント時に、黒毛和牛かたさんかく焼肉用を販売しています。
“ステーキの日”などのイベント時や日替わりのおすすめ品として、黒毛和牛かたさんかくステーキもご用意。
かたさんかくを使ったローストビーフ用のブロック肉もご用意。量に限りがございますので、ご希望のお客様は事前予約をお願い致します😀
かたさんかくの焼肉用やステーキ用の販売日につきましては、メールマガジンやお肉通信、Twitterよりお知らせいたします😊
かたさんかく(肩三角)のマニアックな肉話
かたさんかく(肩三角)の筋肉名は“上腕三頭筋”。
英語での通称がないので、筋肉名をそのまま当てがって、”M.triceps brachii caput”と表記します。実際、英語圏の肉屋の人達に”M.triceps brachii caput”と言っても伝わらないので、ウデ部位/Shoulder clodを分割するとできる部位だよ~くらいで説明😅
ちなみに、部位名の英語表記や英語での説明方法については、農林水産省の和牛肉の製品ガイドブックより確認できます。恩師である食肉学校の先生方の監修です🧐
かたさんかく(肩三角)の筋肉名は“上腕三頭筋”ということで、3つの筋肉から成り立っています。下の写真のように、スジでお肉(筋肉)が分かれています。
そのため、かたさんかくは、”どこを切っても同じような肉質”ではなく、場所によってお肉の柔らかさや霜降りの入り方が異なります。
例えば、下の写真であれば、右側が柔らかく、左上の方が硬いので煮込み用になります。
モモ部位よりも運動量が多いので、スジが多く、細かい筋肉に分かれるウデ部位。美味しい部位をご提供するべく、引き続き勉強に励みます‼