黒毛和牛と国産牛を仕入れました★
投稿日:2014年11月25日(火)
卸売市場にて、黒毛和牛6頭、国産牛2頭を仕入れました!
セリの途中、社長に代わって私が買参札を持ちましたが、残念ながら某ハム会社さんにセリ負けしてしまい、買いたかった牛を一頭買えませんでした(>_<)あっという間に値が上がっていくので、自分が札を上げている間はとても緊張します。1頭100万円前後の買い物を、次々としていくので、気が抜けません。
話が少し変わりますが、お客さまに「国産黒毛和牛と国産牛って何が違うの?両方国産なんじゃないの?」とたびたび聞かれます。
たしかに、両方日本育ちの国産ではありますが、全く種類が異なります。
“国産黒毛和牛”は、正式には黒毛和種という品種の牛で、肉用種として改良を重ね、優れた肉質を持つ牛です。
以前は黒毛和牛=日本産が当たり前でしたが、最近はアメリカ産和牛やオーストラリア産和牛など、外国でも和牛を育てるようになったためか、「国産黒毛和牛」というように「黒毛和牛」の前に「国産」を表記するところが増えたように思います。
一方、”国産牛”は、品種に関係なく、一定期間以上日本国内で飼育された牛であり、ほとんどの牛はホルスタイン(乳牛)の母と和牛の父のハーフ(交雑種、業界用語ではF1(エフワン))、又は、ホルスタイン(乳牛)を指します。
外国生まれの牛でも、日本国内での飼育期間が長ければ”国産牛”となります。オーストラリアで黒毛和牛の子牛を育て、日本に輸入し、国内で飼育して国産牛として販売しているところもあります。
実際に、”国産黒毛和牛”と”国産牛”では全く肉質が異なり卸売市場でも価格が大きく違います。”国産黒毛和牛”と”国産牛”、その名称だけでも混同しやすいのに、スーパーで、交雑種や乳牛であっても”◯◯(産地)牛”など、一見和牛のような名称で販売しているのも見かけたことがあります。一概には言えませんが、牛乳の生産量の多い北海道が産地の牛肉は交雑種や乳牛が多いです。
ちなみに、ミートプラザニシジマでは、販売している牛肉のほとんどが国産黒毛和牛で、特売ステーキや切り落としに国産牛(ホルスタインと和牛のハーフ)を使っており、卸販売では輸入牛も取り扱っています(^^)