ニセ和牛 ”WAGYU”が欧州に拡大しつつある・・・
投稿日:2019年12月03日(火)
以前ブログに書きましたが、ヨーロッパでは近年、”WAGYU“と表示された商品、とくにバーガーが多く流通するようになりました。
日本では、和牛の父母を持つ牛のみが”和牛“と呼ばれ、和牛の父、和牛以外の母を持つ牛は”交雑種/F1“と呼ばれます。
日本では交雑種と表示せず、”国産牛”と書いてある場合もあります。
しかしながら、このルールが海外では順守されず(又は適応されず?)、和牛の父を持つ、ないしは祖父やその前に和牛を持つ牛を”WAGYU”と呼んでしまっています。日本では、”和牛”と名乗れない牛、交雑種の牛が海外では”WAGYU“と呼ばれてしまっているのです・・・。
イギリスでは、豪州産和牛をデパートの商品売り場で見かける程度でしたが、ついに!
スーパーマーケットでWagyuバーガーを発見。
その名もブリティッシュ和牛 ‼
早速購入。
100%ブリティッシュ和牛のジューシーで美味しいバーガーと書かれています。
スキンパックを開けると・・・
お肉がパックに付いて勿体ない&既にヒビ割れ‼
食べ比べるために、コープで買ったスコティッシュバーグ(手前の二つ)も焼いてみました。
ブリティッシュ和牛バーガーは、パサパサ感があり、肉の味も薄く、いまひとつ。 いつも何でも美味しいと言って食べる主人も、珍しく、美味しくない~と。スコティッシュの方が断然美味しかったです。
スコティッシュバーガー(右側)の方が、厚みもあって、味も良く、ジューシーでした。
こういうところで、”和牛ってあんまり美味しくないな~”と海外の人々に思われてしまうのは非常に悲しいです・・・。